トイレは日常生活には欠かせないものなので、それだけに故障することも少なくありません。
大きなトラブルを回避するためにも、故障した際にはどのように対処すればよいかを理解しておくことがとても重要です。ここでは、トイレの洗浄レバーが空回りする場合や戻らなくなった場合とレバーの交換方法について説明します。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、トイレの水が流れる仕組みは、レバーを回すことによってチェーンで繋がっているフロート弁が持ち上がりタンク内に溜まっていた水が配管を流れて便器に流れ、レバーを戻すことでフロート弁が配管を塞ぎ水は止まり、一定以下の水位になると開く止水弁によって水がタンク内に供給されるという非常にシンプルな作りです。
洗浄レバーを回しても空回りする場合はフロート弁とレバーを繋ぐチェーンに異常があることは明らかで、原因としては経年劣化でチェーンが切れてしまったりレバーの軸や弁から外れてしまったということが考えられ、レバーが戻らない場合はレバー自体がさび付いているか、チェーンが何かに引っかかっていると考えられます。
これらの場合はタンクのカバーを開けてチェーンに異常はないか、フロート弁が正常な位置にあるかを確認し、異常がある場合は手をタンク内に入れてフロート弁を戻すことで一時的な応急処置になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

次に、状況確認の結果レバーを交換する場合の方法は、初めに壁からタンクに繋がっている配管の止水栓をしっかりと閉めてから、タンクのカバーを外して洗浄レバーを外します。レバーはナットで固定されているのが一般的なのでモンキーレンチなどを使用してナットとレバーを取り外し、レバーとの接続部分のゴムパッキンもどのような状態かを確認します。十分に柔軟性があるなら問題ありませんが、劣化して硬くなっていたりヒビが入っている場合はレバーだけ交換しても水漏れしてくる可能性があるので、レバーと一緒に交換する必要があります。
新しいレバーとパッキンを取り付けたらチェーンを繋ぎ、フロート弁の位置を確認してから止水栓を開けてレバーが回るかどうか、フロート弁がちゃんと動くか、止水弁が開いて水が供給されるかの3点をしっかりと確認しましょう。
なお、洗浄レバーはホームセンターなどで3千円前後で購入できますが、修理専門業者に依頼すれば5千円~1万円程度で交換してもらうことができますので、自分で交換修理することに少しでも不安がある場合は早めにプロの手に任せるのがおすすめです。

 

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